三旺ゼミナールはきめ細やかにサポートしてくれる

三旺ゼミナールという塾はあまり聞きなれないと思いますが、大手予備校に比べても、間違いなくレベルの高い塾です。そして、少人数であるという特徴を最大限に活かした塾であると思います。

授業は、ホワイトボードのついたしっかりとしたきれいな教室の中で行われます。ここでポイントなのが、1クラスの人数です。志望校・学力のレベル・入塾時期などを考え柔軟に編成されたクラスはおよそ5~10名ほどでした。少ないクラスは2,3名ということもありました。そのため先生と生徒の距離が近く、先生は生徒の顔だけでなく学力レベル、さらには問題の弱点まで把握しています。だから生徒は一層真剣に問題に取り組むことになります。全員がそうなので、授業中の教室や自習室には独特の緊張感で満たされています。当然私語がうるさくて勉強できないという状況はなく、逆に怠けそうになっても周囲の勉強している受験生を見ると気持ちが引き締まります。浪人生はおらず、本気で合格を目指す現役生しかいないのでこれ以上ないくらいの勉強環境が整っています。

教材についても、少人数制の強みが生かされています。教材は担当している教科の先生が自ら作るものを使用します。自分たちの学習状況をよく把握している先生が作ったものなので、自分たちに最適なものになっています。先生は全員プロの講師なので、大学受験をよく知っています。なので確実に自分のステップで、合格レベルまで引き上げてくれます。

特に注目すべきは英語のカリキュラムです。最初から入試演習しかせずその中で事項を拾っていくというものではなく、文法をはじめからていねいに確認していくのです。まさにSVOCから始まるのです。SVOCに始まり文法事項を漏れなく、そして実際の入試に出た文法問題を織り交ぜながら進んでいきます。これは英語ができず悩んでいる人にとってはとても有効です。事実、英語が学年最底辺だった私は高2の2月に三旺のこの授業を知り、わらにもすがる思いで授業を一年間受け続けた結果、重い重い足かせとなっていた英語が今では科目平均を引き上げる得点源になったのです。別に奇跡でもなんでもなく、基礎をしっかりと築くことができたからこの結果に辿り着けたのだと思います。英語が得意な人にとっても、今まで以上に問題を論理的に、感覚ではなく、正確な理由、確実な自信をもって解くことができるようになることは間違いありません。文法の授業が終わるころには自分の英語力が上がったことが実感できるはずです。その後の読解・入試演習もクオリティの高い問題により、受験に打ち勝つ力をしっかり身に付けられます。あと、一年を通して単語・熟語テストがあるので、地味な暗記作業に真面目に取り組む機会を与えてもらえるのも良いポイントです。

他の教科も先生オリジナル教材なので、着実に理解が深まり、演習量も豊富なので、実力がしっかりつきます。予習より復習に力を注ぐ授業スタイルであることもよかったです。