大学受験の塾・予備校は、科目数も多く、クラス・コース・講座が多種多様なので授業料がわかりにくいことがあります。また「三旺ゼミナールは少人数制授業だから、他の塾と比較して割高なのでは?」というお問い合わせも少なくありません。そこで、他の大手塾・予備校と、三旺ゼミナールの授業料を比較してみました。
※今回の記事は、高校生向け受験生応援メディア「受験のミカタ」が作成した記事「大手予備校の1年間にかかる費用を徹底比較」を参考に作成しました。詳細はリンク先をご覧ください。
①K塾 ②S予備校 ③Tスクール ④三旺ゼミナール
「受験のミカタ」さんの記事では、国立理系大学志望の新高3生が、4月から受験直前期の1月まで、夏期講習・冬期講習も含めてみっちり授業を受けたら、授業料はいくらになるか、それを授業時間で割って、1分あたりの値段を出したらどうなるかを考えています。受講科目は、「数学ⅠA・ⅡB」「数学ⅢC*」「英語」「物理」です(*「数学ⅢC」は、現在「数学Ⅲ」に名称が変更していますが、記事当時の表記のままにしています)。
参考記事:2.予備校の費用 比較
そこで、三旺ゼミナールでも年間の費用を計算してみました。ここでは、夏期講習・冬期講習は除き、通常授業の料金を比較してみます。夏期講習・冬期講習は受験生によって受講する講座が異なり、個人差があるからです。
なお、細かい条件設定などは各校で異なります。あくまでご参考程度にしてください。他校の正確な情報を知りたい場合は、それぞれの塾・予備校へ直接お問い合わせいただくようお願いします。
①K塾 参考記事はこちら。
K塾の通常授業の回数は24回。各教科の授業時間は「数学IA・ⅡB」「数学ⅢC」がそれぞれ90分、「英語」「物理」が150分ですから、合計は192時間(11,520分)となります。
通常授業の授業料は、合計で571,200円です。
②S予備校 参考記事はこちら。
S予備校の通常授業の回数は、K塾と同じく24回。S予備校の1コマの授業時間は50分で、1日に3~4コマ受講するケースが多いようです。各教科の授業時間は「数学IA・ⅡB」「数学ⅢC」がそれぞれ50分×3コマ、「英語」「物理」が50分×4コマで、合計は280時間(16800分)になります。
通常授業の授業料は、合計で732000円です。
③Tスクール 参考記事はこちら。
通常授業の回数は各教科によって異なり、「数学IA・ⅡB」「数学ⅢC」がそれぞれ20回、「英語」が30回、「物理」40回になります。Tスクールの通常授業における1コマの授業時間は基本的に90分ですが、1.5倍速で視聴し、60分で受講することも可能です。ここでは90分で計算すると、165時間(9900分)になります。
通常授業の授業料は、合計で415800円です。
④三旺ゼミナール
三旺ゼミナールの通常授業の回数は、K塾、S予備校と同じく24回。各教科の授業時間は各教科の授業時間は「数学IA・ⅡB」「数学Ⅲ」「物理」が110分、「英語」は110分×2コマで、授業時間の合計は、220時間(13200分)となります。
通常授業の授業料は、合計で524000円です。
それでは、通常授業の授業料を、全体の授業時間で割って、1分あたりの授業料を算出してみましょう。
①K塾:49.58円/分
【 571,200円 ÷ 11,520分 】
②S予備校:43.57円/分
【 732,000円 ÷ 16,800分 】
③Tスクール:49.63円/分
【 415,800円 ÷ 9,900分 】
④三旺ゼミナール:39.69円/分
【 524,000円 ÷ 13,200分 】
グラフにすると、次のようになります。
1分あたりの授業料は、三旺ゼミナールが最低価格という結果になりました。
三旺ゼミナールと、他の塾・予備校との授業料比較はいかがでしたか。上記の大手塾・予備校に限らず、他の塾・予備校についても、「授業料」を「全授業時間」で割ってみてください。時間あたりの値段が出るので、本当の授業料の違いがわかります。
今回の記事は、高校生向け受験生応援メディア「受験のミカタ」が作成した記事「大手予備校の1年間にかかる費用を徹底比較」を元に作成しました。詳細はリンク先をご覧ください。